フリーターを生み出す仕組みは社会そのものにある

フリーターは市民権を得た?本当にそうならどうして格差があるのか

昔に比べると現在のフリーターは社会的に受け入れられてきていますが、それでも大学卒業してフリーターをしていると「何のために大学にいったのか?」という目で見られると共に、親からも同じような事を言われるのは間違いない状態でしょう。

そもそもフリーターという存在を生み出しているのは社会そのものにあります。
新卒で就職することの重要性を叩き込み、必死になって就職活動し何とか内定をゲットして晴れて社会人になります。
ここ数年は売り手市場となっており、簡単に内定を手にすることができると言われていますがそれでも就職できない新卒者はいます。

そういった人は就職浪人という形のフリーターになるわけですが、この就職浪人という肩書に問題があります。
浪人であれば、翌年頑張ってトライできるわけですが、新卒として就職できなかった場合は第二新卒となり新卒とは違う枠で応募することになります。

そこで希望する職種や企業に就職できれば良いのですが、採用枠が違うことによって第二新卒を採用していない企業もあるため採用される人数は新卒に比べると狭き門となります。
しかも第二新卒は卒業後2~3年ほどの期間を意味するため、狭き門に加えて競争相手が一定数いるので新卒のように簡単に内定を手にできるとは限りません。

これこそがフリーターを生み出す社会の仕組みと言えます。
いつまでたっても就職できないので、就職意欲もどんどん無くなって行きます。
そうすると第二新卒という枠にも入らない単なるフリーターとなってしまい、就職窓口すら閉ざされてしまいます。
アルバイトで多少の収入はあるものの、これといったスキルを持っているわけでもないので希望する職種すら定まらないという悪循環に陥ってしまうのです。

フリーターになったら大変なんて誰が決めたの?実は自分で決めていた

フリーターは大変だからというのは、まさにここにあると言っても良いでしょう。
であればそうならないようにフリーターを新卒と同じように採用する仕組みに変えていくべきで、実際に若者の就職を支援するサービスも増えてきています。
とは言ってもまだまだ充実しているとはいえず、フリーターになると大変というのは変わっていません。

「フリーターの多くは社会が生み出している」という事実があるのに、その責任をフリーターをしている本人に向ける風潮があるのも大問題です。

  • やる気がないから
  • 仕事を選り好みしているから
  • やりたい夢も希望も目標もないから
  • 何をしたいのかはっきりしないから

のようなレッテルを貼っているのは、紛れもない周囲の人です。
そうやって子供の頃から言われてきたわけですから、フリーターをしている本人も知らない間に自分は「ダメ人間」なんだと自然と思うようになるわけです。

フリーターが苦労するという実態は、まさにここにあります。
貴方がフリーターをしていたとして、その地位を高めるなんてことを考えたことはあるでしょうか?
フリーターで何が悪いんだよ!って思うことはあっても、根本的な問題を変えようと立ち上がる人はまずいません。
そういう社会の仕組みになっているから、というどこか諦めがあるからです。

しかしそれで本当にいいのでしょうか?フリーターになったら最後、夢も希望もない何て言われて良いのでしょうか?
それで良いと思ってしまう思考回路から離脱することが、フリーターという存在を変えていくことになるのです。